アートセラピー,アート,ワークショップ,ぬりえ

アートとなんでもない日々の記録

アートワークショップとアートセラピーとなんでもない日々の記録

コンフィ・スペースにて2回目終了

今回も、前回と同じ、色を感じるワークをしました。

和紙、洋紙、数種類の中から、今の自分にしっくりくるものを選んでもらい、様々な画材の中から、今の自分の色を一色選んで、左手で好きなように先ほど選んだ紙に塗ってもらいました。
その後、その色のイメージや感じたこと、思い出したことなどを別の画用紙に自由に描いてもらいました。

ここまでは前回とほぼ同じなのですが、今回は、この後に、「これからの自分」のイメージも描いてもらいました。

これは、お話を聞いているうちに、思いつきで追加したワーク内容です。

こういう臨機応変なのもありなのではないかと、私は思います。



少し前に、仕事で高齢者施設でのアートセラピーを行う時間の前に、その施設の利用者さん達と、近所の公園まで一緒にお散歩した事がありました。
その時、普段はあまりお話されない方が、楽しそうに昔話をしてくださったのです。
その他の皆さんも、テンションがあがって楽しそうでした。
そこで、その後のアートセラピーの予定していたワーク内容を止めて、
「今の気分やお散歩して来て感じたこと思い出したこと」等を自由に描いてもらったのでした。
すると、これまで、ワーク内容を説明してもすぐにどうしたらよいのか判らなくなってしまっていた方も、とても楽しそうに、笑顔でのびのびと絵を描かれていました。
そして、出来上がった絵を見て、
「自分でもよく出来たと思います。」
とおっしゃいました。


自由に描く、というのは難しい、と思っていましたが、それは時と場合によるし、進め方にもよるのだなぁと思ったのでした。


改めて、その人、その場に合わせる大切さを実感したのでした。

それが一番大切なことなのですが。